日吉神社由緒

日吉神社由緒

  神社に奉納されている「大桑地名誌」には、神社の歴史として30字程度しか記載されていない。そこで、今回の調査で判明したことを追加してまとめる。

 

日吉神社由緒

   この神社は、奈良時代に白山修験道を開いた泰澄大師(682~766)が創建されたと伝えられています。神様は、いざなぎの神といざなみの神の神子で「大山祇神(おおやまつみのかみ)」です。
   その後、平安時代の嘉応三年(1170)林 光家の二男利光が、滋賀県大津市坂本の日吉大社の西本宮から「大巳貴神(おおなむちのかみ)」、東本宮から「大山咋神(おおやまくいのかみ)」を迎え、大桑三郎利光を名のりこの地に祀りました。 
   鎌倉時代の嘉禄三年(1227)には、本社殿を造営し新田を奉献した記録が残っています。
   江戸時代の天明年間(1781~1788)に本社殿を改築し、さらに昭和二十八年十月一日(1953)にも同じく改築しました。
   明治初年に村社に列せられ、同三十九年十二月二十九日神餞帛供進神社に指定されました。昭和七年五月十二日に現在の日吉神社に改称され、三体の御神体を祀り惣社として仰がれています。 

*いざなぎの神[伊邪那岐神(伊弉諾尊)]
*いざなみの神[伊邪那美神(伊弉冉尊)]
*大巳貴神は、別名を大国主神
*神饌帛(米、稲、酒、蔬菜、しお、水、絹、錦、などの供物)
*惣社(二体以上のご神体を祀る神社)

 

 

 

御祭神

主祭神 正三位 大山祇神
   武門や山林・農産の守護神で、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、開運、延命長寿、厄除などにご利益があるとされています。

*この他、大漁、福徳、海陸交通安全、国土安泰、縁結び、夫婦和合、子育てのご利益や美人の守護神でもある

 

主祭神(相座) 正一位 大巳貴神 (別名、大国主神)
   土地の開拓・統治や農業・漁業の守護神で、五穀豊穣、厄除、開運、家内安全、病気平癒などにご利益があるとされています。

*五穀(米、麦、粟、きび、豆)


主祭神(相座) 従四位上 大山咋神 
   屋敷の守護神で五穀豊穣、家内安全、縁結び、酒業繁盛などにご利益があるとされています。

*この他、国内平定、国土経営・修理、農業保護、医薬、温泉海陸交通安全、学業成就、商売繁盛、縁結び、商運、夫婦和合、安産、子育て、歌舞、音曲などのご利益もある。

 
 

大桑日吉神社

 

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